お手持ちのシグナルインジケーターをバイナリーオプションで使用したらどうなるのか・・・そんなバックテストが簡単に出来るBOAnalyzerですが、テスト可能なインジケーターには条件があります。
今回の記事では、BOAnalyzerでバックテスト可能なインジケーターについてご説明いたします。
以下は、よくあるシグナルタイプのインジケーターです。
BOAnalyzerでテスト可能なインジケーターは、この画像のように実線や点線等のラインでないものです。移動平均やボリンジャーバンドインジケーターのように、ラインしか表示されないインジケーターはテスト出来ません。(※ラインだけでなく、矢印も表示されるタイプであれば、その矢印で売買する場合のテストが可能です)
シグナルが出た次の足の始値でエントリーするようなバックテストが可能です。
しかしご注意下さい。上の画像のようなインジケーターなら全てバックテスト可能というわけではありません。上の条件をクリアしていたら、もう一つチェックしていただきたいことがあります。
まず、MT4で適当なチャートを開き、そのチャートにテストしたいシグナルインジケーターをセットして下さい。そうするとそのインジケーターの設定ウィンドウが開きますので、[色の設定]タブを見て下さい。
このインジケーターは矢印しか表示されないのでシンプルでわかりやすいですが、この色設定画面で、矢印の色が自由に変更できる必要があります。
例えば上のインジケーターの場合、売り(PUT)が赤、買い(CALL)が青ですが、この矢印の色を色設定画面で好きに変更できるかを確認して下さい。実際に変更してみて[OK]ボタンを押して設定画面を閉じ、チャート上の矢印の色が設定通りに変化するならOKです。→この色の設定で矢印の色を変更できないオブジェクトタイプのインジケーターにもBOAnalyzer2なら対応しています!
これら2つの条件をクリアしているインジケーターであれば、基本的にBOAnalyzerでバックテストが可能です。
しかし、この場合でも正常にバックテスト出来ない場合があります。テスト可能かどうかは完全にそのインジケーターの作りに依存しますので、全てを網羅することは出来ませんが、主に以下の様なインジケーターは正常にテストが出来ません。
- マルチタイムフレーム(MTF)タイプのインジケーターはテスト出来ません。バックテストでは、テスト対象時間足以外の時間足のデータを参照するMTFタイプのインジケーターは、正常な値が取れないためテスト出来ません。
- リペイントするタイプのインジケーターはテスト自体は可能ですが、足確定後にサインが消えたりするため、後からチャートで目視確認した場合と同じタイミングでバックテスト時にエントリーすることは不可能です。
上記の他にも特殊な作りのインジケーターに関しましては正常にバックテスト出来ない可能性があります。
すべてのシグナルインジケーターについて、バックテスト可能であることを保証することは出来ませんので、ご理解いただきたく思います。ご購入後の返品は出来ませんのでご注意下さい。
逆に、テスト可能なインジケーターの極端な例を上げておこうと思います。下の画像のように、サブウィンドウに点が表示されるタイプでもバックテスト可能です。
上のインジケーターでは、白い点とマゼンタの点を売買シグナルとみなしてテストが可能です。これらは点線でも実線でもなく色も自由に変更可能ですので。例えば白い点で売り(PUT)、マゼンタの点で買い(CALL)というバイナリーオプションのバックテストが可能です。