あなたはローソク足パターンというのをご存知ですか?
FXを始めたばかりの方はご存じないかもしれませんが、三川明けの明星とか三空叩き込みとかはらみ線とか包み線とか、ほんとに色々ありますね。ローソク足1本から数本で様々なパターンが有り、それぞれのパターンが出てきたタイミングで反転のサインとか、トレンド継続のサインとか。
私が最初にローソク足の形を意識したのは「ヒゲ」でした。長い上ヒゲは下落のサインとか、長い下ヒゲは上昇のサインとか、そういう単純なものですが(^_^;)
そこで、しっかり検証していくためにローソク足パターンを表示するインジケーター “MTP_CandlePatternTry” を作ってみました。
ご覧のとおり、ローソク足パターンを検知したタイミングで矢印とそのパターン名を表示します。複数のローソク足で成り立つローソク足パターンの場合は、それらをボックスで囲みます。
パターンが確定したタイミングでアラートでお知らせもします。
とりあえず以下のローソク足パターンに対応したインジケーターです。試用版的なものなので対応ローソク足パターンは少ないです。また、検査対象のローソク足本数は直近の1万本までとなっています。
- 大陽線
- 大陰線
- 陽線包み線
- 陰線包み線
- 陽線はらみ線
- 陰線はらみ線
ただし、他にはないフィルターを2種類搭載しています。
その名も「ピークフィルター」と「アドバンストフィルター」です。
単純な条件式でローソク足パターンを定義してしまうと、チャートはローソク足パターンだらけになってしまいます。
例えば「陽線包み線」は前の足が陰線の時、今の足が陽線で、かつ前の足の終値より今の足の始値が安く、前の足の始値より今の足の終値のほうが高い状態で確定した場合のパターンのことを言います。
前の足を今の足が包み込んでいるようなパターンですね。この場合は買い方向に相場が進んでいくサインと言われています。この条件だけで定義してしまうと、実は相当な数のパターンを検出してしまいます。
しかし「陽線包み線」の後、買い方向に相場が進んでいくための条件として重要な条件があります。
これは非常に重要ですが、非常にあいまいです。
これを非常にシンプルでわかりやすい方法で判定可能としたもの、それが「ピークフィルター」です。
これによって今のレートが高値圏にあるのか安値圏にあるのかを簡単に判別できるようになっています。
しかもこのフィルターの感度はあなたがお好きなように変更できます。調整するパラメーターはたったのひとつです。
この「ピークフィルター」を使って適度にフィルタリングすることによって、過度にローソク足パターンが表示されてしまう事を回避できます。
もう一つの「アドバンストフィルター」ですが、こちらは独自の条件により、相場が小動きの場合にローソク足パターンが誤検出されるのを防ぐフィルターです。こちらの詳細はご説明しませんが、パラメーターで簡単にOFF/ONが可能です。基本的には初期値(ON)のままご使用ください。
2つのフィルター搭載で極限まで誤検出を減らすことが出来るローソク足パターンインジケーター “MTP_CandlePatternTry” をぜひお試し下さい。
・MTP_CandlePatternTry.ex4(MT4用インジケーター本体:Build 1090以降に対応)
・PDFマニュアル
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MTP_CandlePatternTry
多数のローソク足パターンを検出可能で、MTFにも対応した正式版に関する記事はこちら → MT4用ローソク足パターン表示インジMTF対応版ついに公開