一目均衡表といえば、日本人が考案したことで有名な指標で、投資判断に使用されているトレーダーさんもたくさんいらっしゃいます。
そんなメジャーな指標ではありますが、MT4の一目均衡表インジケーターにはバグが有り、先行スパン1,2(いわゆる雲と呼ばれているもの)と遅行スパンに1期間分のズレが有ることはご存知の方も多いでしょう。
今回は、そのMT4のバグが修正されているのはもちろんのこと、様々なタイミングでアラートやメールで通知してくれたり、WAV再生で教えてくれたり、擬似MTF表示に対応していたりと、至れり尽くせりの超高機能 一目均衡表インジケーターをご紹介いたします。
今回ご紹介するのは、高機能一目均衡表インジケーター MTP_Ichimoku_Alert です。
※1 三役好転とは、(1)基準線より転換線が上で、(2)遅行スパンが26本前(TimeFrame=0の場合)の終値レートより上で、(3)為替レートが雲より上、の3つを同時に満たしたタイミングのことを言います。三役逆転はその反対の条件を満たしたタイミングです。
※2 二役好転(逆転)は一般的な用語ではありませんが、三役好転(逆転)の条件のうちの二つを満たしたタイミングと言う意味で使用しています。
アラート、メール通知、WAV再生機能は、足確定時の判定となります。
したがって、ローソク足の途中でクロス等が発生しても、その瞬間にはアラート等発生せず、その足が確定したタイミングでクロスしていたらアラートが鳴ります。
同じ足で複数回アラートが鳴ることはありません。
アラート、メール通知、WAV再生は、それぞれ別々に設定できますので、基準線、転換線のクロス時だけアラートを鳴らしたり、三役好転(逆転)時のみメール通知したりといったことも可能です。
二役好転(逆転)時のアラート機能は「三役好転(逆転)では反応が遅すぎる」と言う方向けに準備したパラメーターです。必要であればこちらを使用していただくことで早めのエントリー、イグジット等が可能となります。
擬似MTFに関しましてはこちらの記事をご参照下さい。→ MTFインジとは違う擬似MTFインジとは?
以下は MTP_Ichimoku_Alert の使用例です。
15分足チャートに一目均衡表を表示し、さらにもうひとつインジケーターを使用して、MTP_Ichimoku_Alert の擬似MTF機能を使用し、上位時間足である1時間足の一目均衡表の雲のみを表示しています。
この状態で、15分足の一目均衡表について様々なタイミングでアラートを鳴らすことはもちろんのこと、上位時間足である1時間足の一目均衡表についても、同様のタイミングでアラートを鳴らせます。
一目均衡表の状態を見るためだけに上位時間足のチャートを別で開いている方にとっては便利に使えるかと思います。