さて、インジケーターの改造にはMetaTrader 4をインストールする必要があります。
MetaTrader 4を使用出来る証券会社は、国内、国外を合わせると相当数になりますが、基本的にどこの業者のものを使用されても構いません。
ここではMetaTrader 4の開発本家をご紹介しておきます。
MetaQuotes Software Corp.
http://www.metatrader4.com/
このページをご覧のみなさんは、すでにインストール済みかもしれませんね。
ただ、MetaTrader 4をインストールする際に注意点があります。(※以下の問題は旧バージョンで発生していたものです。現在のMT4では対策されていますのでどこにインストールしていただいても構いません。ご興味のある方のみお読み下さい。)
それはWindows Vista, Windows 7, Windows 8 等、Vista以降のWindowsにインストールする場合、インストール先をデフォルトのまま “C:\Program Files” の下にしない、ということです。(64bitのWindowsの場合、”C:\Program Files (x86)”の下も推奨しません)
具体的には、Cドライブ直下に”mt4″というディレクトリを作り、そこにインストールします。ディレクトリの名前は”mt4″ではなく、任意の名前で構いません。
理由を簡単にご説明します。
インジケーターの機能として、ファイルを出力することが可能なのですが、基本的には出力先がMetaTrader 4のインストール先のディレクトリ以下に限定されます。
このような機能を使う場合に、Windows Vista以降のPCでは問題が出てくるのです。
Windows Vista以降のPCでは、ユーザー・アカウント制御(UAC:User Account Controlの略)というセキュリティ対策の機能により、”C:\Program Files”ディレクトリは特殊なディレクトリとなっています。このディレクトリ以下には、未承認のプログラムが好き勝手にファイルを作成することができません。
ですから、ファイル出力等の機能をインジケーターで使用する場合にハマる原因になるのです。
また、世の中には膨大な数のインジケーターが存在します。上記のことが原因で正常に動かないものもあります。
もしすでにMetaTrader 4のインストールが完了していて問題なく使用できているのでしたら、あえて今インストールし直す必要はないかもしれませんが、今後上記のような問題にぶつかったときは、以上のことを思い出して下さいね。